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スタッフ体験レポート

【潜入レポート】実習生の寮

こんにちは。 ASEA事務局のOです。
本日は建設関係の組合員さんの宿舎に潜入して参りましたので、レポートしますね。
まず、下駄箱です。
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うーん、きちんと整理整頓しなさいと言いたいところですが、想像していたよりはマシでしょうか。冬だった為か(笑)、においが充満しているわけでもなく、足の踏み場がないことを除けば、37歳中年男の私には許容範囲です。

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キッチン周りです。
なんと、驚きの整頓っぷり。抜き打ちで訪問して、「ゴミ屋敷みたいだったらどうしよう」という当方の心配をよそに、東京に単身赴任の私の部屋よりはるかにきれいなキッチン周りです。
この家は6畳に2人ずつ3部屋、計6名が生活しているため、炊飯器は2台ありますね。
建設現場で汗を流す彼ら、なかなかの大食漢です。入国後1年もすると、体も一回り大きく、筋肉質になりますね。

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水周りです。
こちらも予想外にきれいに使っています。
実は、築年数もソコソコの部屋ですが、それほど古さを感じさせませんね。
右のドアの奥はシャワールームです。
曇っていることからもわかるとおり、今、だれか入浴中です(本当に抜き打ちなのです)。
インドネシアでは、通常は湯船につかることはありません。

実はキレイ好きな彼らは、1日に数度水浴びするのですが、日本でもやはりシャワー中心のようですね。

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部屋はこんな感じです。
畳の上に布団。毎日たたんでいると信じたいですが、万年床のような気がするようなしないような。
前日に遅くまで残業があったので、写真の左側にまだ寝ている実習生がいます。
ただ、カーテンぐらいは明けるように指示しておきました。
携帯電話やノートパソコンは、会社から貸与されたものではなく、実習生が自分のお給料で買ったものです。
組合としては、なるべく無駄遣いをしないように指導するのですが、インドネシアにいれば彼らには中々手の届かない高級品。残業を頑張ってもらったお給料で、多少の贅沢はアリなのかもしれませんね。
本国の家族や友人などともSkypeでお話ししたりできますし。

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さて、実習生たちにとっては、せっかくの休みですが、この日は午後から勉強会です。
講師は私Oが担当しました。

技能実習1号から2号(1年目から2年目)に移行するために、どうしてもクリアしなければならない、技能検定。これに落ちると(追試有り)、2年目に移行できず帰国することとなってしまいますので、準備は万端にしておきたいところです。

技能検定は実技と筆記から構成されています。
合格率90%程度とも言われていますが、筆記は日本語で出題(ひらがな)されるため、予習無しでテストに臨むと、彼らは焦ってしまい思わぬ失敗を招くことがあるのです。
一度、予習して日本語の理解も技能の理解も深めておくことで、安心してテストに臨めるのですね。

受入企業様と実習生のお役に立てるよう、身を粉にして尽くす所存の私、誠心誠意研修させていただきましたよ。
途中、頭を抱え込んでしまうような実習生もいましたが、何とか最後は全員の理解を得て、終了することができました。
大丈夫だとは思いますが、2年目も全員そろって顔を合わせることができますように、私も結果が出るまでは気にかかります。
彼らは、人生がかかっているので、もっともっと心配なのでしょうね。

そんな中でも、いつも笑顔を絶やさないのは、インドネシア人特有の人間性でしょうか。
私は、いつも彼らに癒されます。
本当に、良い仕事に就いたものだと、彼らに会うたびに実感するのです。

皆さんにも、ぜひ会っていただきたいですね。

さて、第1回の潜入レポートはいかがでしたでしょうか。
また、次回も現場からの生の声をお届けしますので、楽しみにしていてくださいね。

事務局O