外国人技能実習制度に関するFAQ
実習生の「失踪」を防止するためには?
外国人技能実習制度をご検討中の企業様の中には、実習生の「失踪」に関するニュースを目にされたことのある方がいらっしゃると思います。実習生の失踪は確かに稀に発生する問題ですが、予防策を理解し実施することで、失踪を防止することは可能です。
【基本的な考え方】
実習生の失踪防止対策は必要ですが、人権の侵害に繋がらないように細心の注意をお願いいたします。
【失踪防止対策】
(1)実習開始前
・必ず正規の送り出し機関と監理団体を通じて、実習生を受入れてください
・受入れ企業様も実習生の面接に立ち会っていただき、直接選考してください
(2)実習開始後
・実習指導員や生活指導員の選考を慎重に行い、実習生を親身にフォローできる方を選んでください
・実習の職種や内容は、実習生が母国で従事していた業務と一致もしくは関連しているものにしなければなりません
・技能実習の制度と待遇について、実習生に理解を得ておきましょう。また、実習手当や賃金は、必ず全額を本人に支払いましょう
(3)実習終了時
・帰国時に、必要な場合は空港まで同行しましょう
【もし失踪が発生してしまったら】
・遺留品などをもとに、失踪した実習生の所在確認を行い、関係機関に報告や相談をしてください
・他の実習生に影響が及ばないように、指導やフォローを行ってください