前回、ラマダン明けの食事についてご紹介しましたが、
今回はラマダン明けの行事、レバランについて紹介します。
レバランとは断食明けを祝福する、イスラム教徒にとって大切な祝日のひとつです。
ほとんどの方が帰省するため、乗り物と言う乗り物は全て大混雑。
渋滞で有名なジャカルタも、この時期は更にパワーアップします。
イスラム教徒の間では、レバランの時期に家族や親戚、親しい友人等が集まり訪問し合い、(日本の大晦日からお正月にかけての雰囲気に近い)互いに懺悔し合います。
日本人からするとなぜ謝るの?と思う方もいらっしゃるのでここでご説明。
日常生活のなかで人を傷つけたり、
何気ない一言が人の気持ちを「害する」こともあれば、
良かれと思ってした行為に「有難迷惑」なんて思われることもあります。
目に見えること・見えないこと、意図的なことや無意識のうちであっても、
イスラム教徒の方は自らが重ねた「過ち」全てに対して謝り、それが許されるのがこのレバランなのです。
久しぶりに家族や親戚と集まり単に「久しぶりの再会を楽しみたい」だけではなく、大切な人に謝り、互いに許し合うそうです。
レバランで互いに許し合った彼らは「新しい気持ちでこれからをスタート」することが出来ます。
長くなりましたが、以上がレバランのご紹介です。
今日がその当日、世界中のイスラム教徒の方がレバランを迎えていることでしょう。
事務局員Y